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なりすましに活用か! 不可解な中国防疫当局
配信日時:2021年6月30日 5時00分 [ ID:7194]

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北京空港

 2021年6月、韓国から、北京空港に到着し、隔離されていた31人の韓国人のパスポートを、中国防疫当局が回収した。用途は、書類作成。しかし、隔離期間14日間が過ぎた後も、パスポートは返還されなかった。

 この隔離期間中にも、韓国人たちは返却を求めていた。無策ではなかったのだ。

 結果として、中国防疫当局は「焼却した」と告げた。韓国人たちのパスポートは、封筒に入れられて保管はされていたのだという。だが、施設職員がゴミと勘違いして廃棄し、焼却されたとのこと。31人分を一つの袋に入れていてもかなりなボリュームになる。一つ一つ封筒に入れていても、31封筒もあることに、職員が違和感を持たなかったことが、不思議だ。不思議なことが日常茶飯起こりえる中国だとしても、それが中国四千年の歴史的背景だとしても、おかしい。

 韓国であるから、大使館が猛烈抗議をした。素直に、あまりにも素直に、中国は謝罪したとのこと。謝罪した上に、3週間の隔離費用全額を負担して、無料でビザの発行手続きをしている。

 韓国は韓国大使館で、パスポートの再発行の手続きに着手している。だが、新しいパスポートは番号が変わる。一部韓国人はパスポートに付帯していたビザが無くなったことによって、新たな発給を受けなければならない。

 猛烈な抗議はしたものの、あきれた事件で韓国人が迷惑した程度に、大使館はとらえている。

 31人のパスポートが、実は焼却されておらず、31人の重要な命を受けた「整形した」中国人に渡されていたとしたら…実は、韓国当局もなんらか関与しているとしたら…全世界的になりすましの危険人物が渡航することを想定しなければならない。

 そんなことぐらい、両国において、想像に難くないからだ。

【編集:fa】

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