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【フィリピン台風22号被災】マクタン島『クリムゾンホテル』壊滅的な損傷、修復には3ヵ月以上必要!
配信日時:2022年1月10日 9時15分 [ ID:7770]

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セブ・マクタン島『クリムゾンホテル』下は台風後の様子

 昨年12月16日、非常に強い危険な台風22号が、フィリピンを直撃した。2022年1月8日現在、多くの地域で、停電が続く悲惨な状況だ。携帯電話も繋がらないことが多い。フィリピン政府も被災状況の詳細を把握できないほどの大規模災害になった。セブ州マクタン島でもほんの一部を除き、インフラの復旧が遅れており、飲料水の確保が困難な状況だ。多くの支援団体が活動し、被災者の救済に乗り出している。

 NPO Cebu Wish Inc.から現地の状況が届いた。『クリムゾン リゾート & スパ マクタン(クリムゾンホテル)は台風22号に被災し、ほとんどの建物が被害を受けました。12月16日の宿泊客は全員無事でした。内線電話が断線したため、ホテルのフロントは、コテージの客室に直接メッセージを届けました。修復には最低でも3カ月以上かかりそうです。

 ホテル内のマリンスポーツ店、Newport sports scubaでは、ボートクルーが足を複雑骨折して入院中。その他のホテルスタッフは全員元気です。

 マリンスポーツ店のマネージャー、エルビン氏によると、ヨットとスピードボートが全損(スピードボートはヨットの残骸の下に沈んでおり引き上げの目処は立たず)。店舗近くに停めてあったトヨタFJクルーザーがストームサージに流され、海へ押し出され現在4mの海底に沈んでいる。マリンスポーツ店の被害額だけで22ミリオンペソ前後とみられます。

 ホテルの被害総額聞いてますが、「全てが振り出しに戻り、全く予想がつかない」との事です。』

 NPO Cebu Wish Inc.は、フィリピン・セブの貧困家庭とそこに育つ子ども達へ支援を続けている。フィリピンの法律のもと正規登録された、セブ州マクタン島ラプラプ市のNPO法人。1991年から活動を開始している。日本人理事は大統領に認可を受けたフィリピン国家警察傘下にあるFNKN (foreign National Keepers Network)のメンバー。

【編集:Rona A.】

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