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【コラム】あなたは命をかけられますか~「自衛隊の日米合同訓練は、必要なのか』(2)
配信日時:2022年4月2日 20時15分 [ ID:7946]

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イメージ 朝霞駐屯地 見学者コーナーから

 弊社既報『自衛隊の日米合同訓練は、必要なのか』にたくさんのコメントを頂いた。ほとんどが「自衛隊は必要」だった。一つだけ、ゲストの方から「じゃあ、日本が攻め込まれたら、コメントしている人たちは、戦争に参加するのですか」というものが入っていた。

 そこなのだ。自衛隊の方々は、日ごろ訓練をしている。日本には徴兵制度がないので、韓国の男性のように若い時に少し訓練していたことがあります、は、ない。

 あらゆる国からの侵略の際にあなたは、どうしますか。武器、普通の家にあるものと言えば、包丁と金属バットあたりだろうか(他は、銃刀法で規制されているだけに)。それらを使って、敵と渡り合いますか。敵国の人間だから殺しても大丈夫ですか。
それとも、難民として、言葉の通じない国に逃げますか。日本の場合、島国。ウクライナのように陸路で隣国に逃げることはできない。民間の飛行機は飛ばない。昭和の時代に作られた映画「日本沈没」のように、漁船で逃げる? 。

 自衛隊の隊員の方々が日ごろ、どんなに訓練していても、軍備増強で闘う用具を蓄えていたとしても、日本全土をもれなく守るのは無理だと言える。
そして、日本には、沿岸部に多数の原発があり、そこを爆撃目標にされたら、いったい命を守る術はどのような方法があるのか。

 日米合同訓練の爆撃音をうるさいともう人もいる、また揺れが、頻発する地震に加えて不安感が募るという人もいる。それは、隣の家のテレビの音がうるさい。近隣で新築工事をしている時の重機で家が揺れるので不快といったレベルと同じかもしれない。

 あなたは、ウクライナ侵略みたいなことが、突然日本に起きたら闘う覚悟はできていますか。先月弊社連載で、北海道において、静岡県と同等の面積が中国資本にすでに買われていることをお伝えした。本当にウクライナ状態になるのは、明日でもおかしくはないのだ。

 自衛隊隊員の多くが、頭脳明晰で完璧に国を守る覚悟をしていると思われる。その人たちにも中東戦争に「兵士でなく」派遣されていくのを見送る家族がいた。震災の支援で何カ月も家族と会えない状態も厭わない。その人たちだけに、プロだからと丸投げするのか。

 韓国のユーチューバーがウクライナに渡った。義勇軍としてだが、その仕事を為す以前に、もう命が惜しくて安全な場所にいる。戦争は現実だ。いまさら、竹やり訓練でもなかろう。

 軍隊を持たない日本。有事を仕掛けられたら、日本人はどう生きるべきなのかを問いたい。


【編集:fa】

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