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【タイ】JR北海道寄贈のキハ183デビューへ向け着々と試運転
配信日時:2022年10月25日 14時00分 [ ID:8443]

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パーサーク・チョンラシットダム湖の中を走るキハ183(タイ国政府観光庁日本語版WEBページより)https://www.thailandtravel.or.jp/news/112245/

 2022年10月17日、昨年12月にタイに到着した後、内外装の改修も完了したキハ183の試験運行が行われ、デビューに向けた準備が着々と進められている。

 昨年JR北海道からタイ国鉄(SRT)に寄贈された車両は、タイでもKIHA183として、鉄道マニアだけでなくすっかり話題になっている。すでに内外装の改修も完了して、バンコクからパタヤ間などで試験走行がされてきたが、今回試験走行したのはバンコクのマッカサン工場からロッブリー県のパーサック・チョンラシットダムの観光ルートを最高時速110キロメートルでの走行試験などが行われた。

 パーサック・チョンラシットダムは、ロッブリー県とナコンナチャシマー県の県境にある人造湖。その路線は「浮かぶ列車」と呼ばれる鉄道橋をハイライトに、かねてより観光ルートとして人気が高い路線として、特に蒸気機関車による観光列車は毎年人気の的になっている。

 また、先日よりSRTでは、このキハ183の走行ルートについてのアンケートを実施しているが、バンコクから約300キロメートル以内の観光ルートを設定している。現在までに、(1)カンチャナブリールート (2)パーサック・チョンラシットダム(ロッブリー)ルート (3)プラチュアップキリカーン(ホアヒン)ルートが最有力候補になっている。12月から観光列車として乗客を迎えるキハ183には、タイ人鉄道マニアだけでなく、多くの在住日本人からも注目が集まっている。

【編集:KK】

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