国連・SDGsのニュース

秋葉千尋さん、元職場の子ども達に講演 国連の推奨するSDGs4に貢献
配信日時:2023年2月27日 9時00分 [ ID:8707]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

秋葉千尋さん(キャリアアップスクール i3ビジネスアカデミー・受講生)

 2023年2月2日、日本のキャリアリテラシー問題解決を推進している『キャリアアップスクール i3ビジネスアカデミー』受講生の一人、秋葉千尋(あきば ちひろ)さんが、以前勤務していた中学校で講演を行った。

 秋葉さんは2022年1月からスクールを受講。彼女自身のキャリアとして、7年ほど中学校教諭として美術を教えていた。その後、webデザイン会社への転職を経て、2022年10月に独立。現在はフリーランスとして活動している。

 今回の講演は、秋葉さんが以前勤務していた千葉県内の中学校で行った。毎年1回外部から講師を招き、社会人の先輩から多種多様なテーマを通して学びを広げることを目的として開催されているものだ。中学1年生200人程が参加した。

 講演のテーマは「何をやりたいかではなく、どう生きたいか」。彼女自身がスクールでの受講を通して得た学びや、ビジネスに挑戦するなかで実践から得た気付きから、このテーマに決定したとのこと。彼女に今回の講演の内容や、彼女自身のキャリアについて話を聞いてみた。

 「前に教員をしていたときは、”何になりたいか”ということを教えていました。夢という単語を調べても仕事だとは出てこないのに、子どものころから、"夢=仕事"だと刷り込まれていると思うんです。先生たちや親もそう。もっと広く捉えられたら」、彼女がそう話すのはまずは在り方が大切だという学びを得たからだそうだ。

 「子どもたちに勉強しなさいと言っていたけど、勉強の必要性がわからない、将来何に役立つんだろうとも思っていました。スクールを受講する中で、本学末学の考えを知り気づいたことがあります。人を木に例えると、みんな枝葉を強くすることを求めます。だけど幹が育っていないから、うわべだけでちゃんとした人にならない。私自身も幹を強く成長させないといけないと感じたし、今はそこに価値があると思っています。先生方にもその大切さに気づいてほしいです。

 以前の私は、今週もまだあと何日あるかと愚痴をこぼして、早く時間がたってほしいと思いながら過ごしていました。コロナで時間ができていろいろ考えていると、ふと、時間を消費しているだけだと気づいたんです。

 教員として子どもたちと関わる中で、クラスをうまく回せている気がしなくて、日々プレッシャーや責任を感じていましたし、自信のない自分を変えたいと思っていました」

 SNSを通して新しい出会いやきっかけを探していくなかで個人で働く人や様々な職業の人との関わる中で自分自身を見つめ直すことに。「出会う人たちはキラキラとしていて、自分の知らないところに全力で生きている人たちがいると気づきました。どっちかというとそういう人生がいいと思いました」と当時を振り返る。

 「ビジネスで結果を出していく過程で、行動量など数を追ったり、まずアドバイスされたことをとにかくやったりする中で自信がつきました。

 今までできなかったこととか、自信がなかったこととかも、強みだと捉えられるようになりましたね。自信のない人たちの先にいる存在になれるから。そう思えるようになってから、周りの人の価値も、自分自身の価値も認められるようになりました。

 今は、自分が目指したいと思ったことは諦めなければ変わると思うし、自分を変えたいと思うなら変えられると信じてます。自分で稼ぐことは楽じゃないけど楽しいですね。今後はマネジメントにも挑戦したいですし、その先で自分で何か事業も立ち上げたいと思っています」

 i3ビジネスアカデミーは、大人を見て子どもも夢を持ち、日本中がワクワクする社会の実現を目指している。今後も枠に囚われることなく、あらゆるキャリアアップをサポートすべく、人としての根幹を育てる教育を中心としてサービスを展開していく予定だ。

秋葉千尋さんプロフィール
1993年生まれ、千葉県出身。大学では教育学部図画工作科を専攻。教員免許を取得しつつ、美術科としての学びを進める。(千葉大学教育学部小学校教員養成課程図画工作科)

2011年に千葉県に教員として採用され、7年間従事。副担任を2年間、担任を5年間経験した。
2022年にwebプログラマーを育成する会社に転職。5か月勤務後、フリーランスとして独立

【編集:af】

国連・SDGsの新着ニュース