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【コラム】持っている人! もっと高値になりますよ! 中国
配信日時:2023年3月2日 6時00分 [ ID:8714]

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中国メディアから

 しつこいが、2023年の干支はウサギ。日本の年賀状のデザインもウサギであったように、中国でも新年記念切手のイラストは、ウサギだった。

 デザインは今中国で「中国の3大天才」として有名な伝統絵画の巨匠。巨匠は天才だけに、時に凡人には理解できないものを生み出す。ウサギ。全身が青。目は見た目そのままの赤。このコントラストだけでも斬新だが、ふてぶてしく笑う口元。

 デザインが公開された直後、「何らかの病気にかかったウサギみたいだ」「邪を感じる」「不気味だ」「子どもが怖すぎと泣いた」という声がSNSを踊った。また、このデザインの定義づけをする投稿も寄せられた。ウサギが「中国」、青色は「新型コロナウィルスに罹患しているから」。ウサギが封書(手紙は、中国語ではトイレットペーパーを意味する)を持っているので、「コロナは中国が世界への贈り物をした」としている…その想像力、うまい。

 販売されると、売り切れ続出。自分が使うのではなく、転売目的の購入が多かったようだ。約738円の切手が、今や、58000円近くになっている。それでも、それ以上出すと言ってもなかなか商談が成立しないようだ。

 政府的には、巨匠が99歳で作品としては最後になると切手収集家が考えているとなっている。99歳で、充分国に対するシニカルなデザインができる巨匠、12年後も期待しているぜ。その時まだ世界があったらな。

【編集:fa】

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