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韓国大統領「日本は協力パートナーに」独立運動記念日の初演説
配信日時:2023年3月1日 16時00分 [ ID:8723]

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韓国イメージ

 2023年3月1日、韓国メディアによると、韓国政府は朝鮮半島を統治していた日本に対する独立運動の記念式典を開催しました。式典には尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領をはじめ、韓国政府高官らが参加しました。

 尹大統領は式典で演説を行い、「日本は過去の軍国主義の侵略者から、普遍的な価値を共有し、安全保障や経済、グローバルな課題で協力するパートナーに変わった」と述べ、日本との協力関係を強調しました。尹氏は昨年5月に就任し、独立運動記念日の演説は初めてとなりました。

 演説では、北朝鮮の核・ミサイル開発に対する韓国の対応策や、韓国・アメリカ・日本の安保協力の強化が必要であることを指摘しました。また、徴用工訴訟問題についても解決案の準備を進め、日韓関係の早期改善を目指す考えを示しました。

 韓国では毎年3月1日に独立運動の記念日が設けられており、民族主義や反日感情が高まる日でもあります。しかし、尹大統領は独立運動家が求めた「自由」というキーワードから、「普遍的価値」という概念をすくい取り、日本とも共有できる価値観を打ち出しました。

 尹大統領は演説で、「普遍的価値を共有する国々と連帯することが、我々が安全保障やグローバルな課題に取り組む上で不可欠である」と語り、国際社会との協力を訴えました。

 一方で、演説中には日本に対する批判や、政策や懸案に関する直接的なメッセージはなかったとされています。このことからも、尹大統領は韓国と日本が協力して解決すべき課題に焦点を当て、日韓関係の改善に向けて動いていることがうかがえます。

【編集:af】

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