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【コラム】SPAMは非常食にもなる! 災害時に備える食料としての魅力-韓国
配信日時:2023年3月8日 6時00分 [ ID:8733]

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「SPAM(スパム)」

 スパム…筆者の知識の中では沖縄方面の方が良く食べているモノという感じ。コンビーフ(安いのは馬の肉だが)の方が身近な感じ。

 けれど、韓国では、「SPAM(スパム)」が年間消費量約2万トンにも上る。スパムとは、豚肉加工品で、ハムとはちょっと食感が違う。

 基本缶詰だ。長期保存もできる、つまり非常食にもなる(そうか、東日本大震災の救援物資にとても多かった)。もう味もついているので生肉より手軽にお料理に使える。朝食、ハムエッグならぬ、スパムエッグ。お弁当(そのまま切って入れることができる)、お酒のつまみ…これはいい塩加減だ。

 価格も比較的安いので、これまた生肉より庶民的な食材になっている一因かもしれない。とにかくスパイシー、油感が癖になるのだ。

 最近健康志向の高まりやベジタリアンやヴィーガン向けに、豚肉の代用で大豆ミートを使った、薄味のスパムも登場しているので、スパムを選ばない理由は、韓国ではない。

 トルコ・シリア地震の韓国からの救援物資にも、スパムが多く入っており、イスラム圏なのに豚肉? と非難も浴びたが…大豆ミートの方の製品だとしたら、韓国語が読めないからわからないということも考えられる。

 身近な食品だけに、韓国のスパム業者も、ヘルシーで現代的なスパムづくりに余念がない。ちょっと韓国スパムに目が離せない。

【編集:fa】

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