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韓国人男性は35歳から老化地獄! 米国男性より10年早いその原因と対策
配信日時:2023年3月27日 21時00分 [ ID:8788]

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 2023年3月、韓国人男性は35歳から急激に老け始めるという衝撃的な統計調査が出た。米国男性に比べると老化の時期が10年近く早いというのだ。この現象の背景には、先天的な要因と後天的な要因があることが分かってきた。しかし、韓国ネットユーザーの多くは、「酒とたばこが原因」だと指摘している。果たして、韓国人男性の老化は避けられない運命なのか。それとも、生活習慣の改善で若々しさを取り戻すことができるのか。本記事では、以下の3つの観点から考察してみたい。

1.先天的な要因:アンドロゲン受容体の数が少ない

 老化には骨格筋量が大きく関係しており、筋肉の維持に必要な男性ホルモンの数値は35~44歳を基点に減少を始める。しかし、韓国人男性の場合は、30代半ばから筋肉量が減少する傾向にある。これは、男性ホルモンに強く反応するアンドロゲン受容体が西洋人男性に比べて少ないためだという。アンドロゲン受容体は遺伝的に決まるものであり、個人差もあるが、平均的には東洋人よりも西洋人の方が多いとされる。したがって、同じ量の男性ホルモンでも、西洋人男性は筋肉量を維持しやすく、東洋人男性は筋肉量を失いやすいということになる。

2.後天的な要因:過度な飲酒や喫煙

 先天的な要因だけではなく、後天的な要因も韓国人男性の老化に影響している。その代表例が過度な飲酒や喫煙である。韓国では飲酒文化が根強く、社会人になると仕事帰りに同僚や上司と飲むことが多い。また、喫煙率も高く、特に若者や未成年者の喫煙率は世界でもトップクラスだ。飲酒や喫煙は肝臓や血管を損傷し、老化を促進することが知られている。特に高齢者では、飲酒や喫煙によって脳の老化が加速し、認知機能の低下や認知症のリスクが高まる。飲酒や喫煙は10年で12歳分の脳老化に相当するという研究もある。韓国では高齢者の約15%に飲酒が関連した何らかの健康問題があり、3%前後にアルコール依存症が認められる。飲酒や喫煙を控えることは、健康寿命を延ばすために重要なことである。

3.後天的な要因:ストレス社会

 先天的な要因や飲酒や喫煙といった生活習慣のほかに、韓国人男性の老化に影響しているのが、ストレス社会である。韓国は受験や就職の過度な競争、リストラ、高齢者の孤独、生活苦など、子どもから高齢者まで多くのストレスにさらされている。特に若者は自国を“ヘル朝鮮”と揶揄し、社会に絶望する人も少なくない。ストレスは免疫力を低下させ、老化を促進することが知られており、うつ病や自殺の増加にもつながっている。ストレス社会から抜け出すためには、政府や企業の努力も必要だが、個人としてもメンタルヘルスをケアすることが重要である。

 韓国の男性は35歳から老けるという調査結果は、驚くべきものだが、決して避けられない運命ではない。先天的な要因は変えられなくても、後天的な要因は改善できる可能性がある。飲酒や喫煙を控えることや適度な運動をすることで筋肉量を維持したり、ストレスを解消したりすることができる。また、食事や睡眠の質にも気をつけることで老化を防ぐことができる。韓国人男性は自分の健康にもっと関心を持ち、若々しさを取り戻すために努力してほしい。

【編集:LF】

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