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【タイ】酷暑&大気汚染の中でソンクラーン祭りがスタート
配信日時:2023年4月13日 7時30分 [ ID:8835]

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1990年代バンコクでのソンクラーンの様子(タイメディアより)

 2023年4月13日、きょうからタイの旧正月と言われるソンクラーン。水かけ祭りとして世界的に有名な観光アトラクションでもある。カレンダー上では毎年4月13日から3日間が祝日ともなっている。しかし、実際には4月10日前後から休みになる会社も多い。今年の場合、早いところでは4月8日土曜日か6日チャクリー記念日(木曜日)から休みにしている企業もある。それが明けるのが16日からだが、現実的には20日頃まで仕事にならない場合も少なくない。

 この期間、観光客にとってもタイ人と一緒になって水を掛け合って楽しめることからも、タイの観光地はどこでも大盛り上がりになる。しかし、近年ではタイでもコンプライアンス重視になってきていて、仕事中の人や嫌がる人には水をかけないように注意喚起されたり、指定の場所以外では水かけ禁止としている地域もある。

 わたし個人の経験では、2000年代くらいまでは本当に無礼講な感じの水かけがアチコチで行われていて、バスに乗っているときにかけられたこともある。仕事で出かけても、客先に着く頃にはびしょ濡れになっていたが、幸い先方も事情はわかっているので、大した問題にもならなかった。住み始めた頃には、ピックアップ車の荷台に乗って、水の掛け合いに出かけたりもしたものだが、まともに浴びた水でメガネを吹き飛ばされて以来、水かけには参加しなくなった。もちろん、今では水をかけあって楽しむ年でもなくなっているのだが。

 ただこうした傾向はタイ人も同じようで、先日SNSでは10代から20代前半には、友達と一緒に水かけして楽しむけど、20も半ば過ぎると寝てるか飲んでるかになるね。という投稿もあり、多くのいいねが付いていた。

 今わたしが住んでいるタイ北部では山火事による大気汚染がひどいうえに、日中の最高気温が連日40度を超えている。太陽も霞んむ空の下で、ソンクラーン行事と合わせて街が開かれて727年になることを祝う伝統舞踊が市民599人が参加して披露された。

【執筆:そむちゃい吉田】

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