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【コラム】韓国でペットと暮らす人が増えると、家電も変わる サムスン電子やLG電子がペット用家電を開発
配信日時:2023年4月17日 6時00分 [ ID:8841]

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イメージ 韓国ペット用家電

 韓国では、ペットを家族の一員として扱う人が増えている。2019年の統計によると、韓国のペット人口は約1400万匹で、世帯数の約4割がペットを飼っているという。このペット人口は、人間の人口の約3割に相当する。ペットに人権を与えるという考え方が広まっており、「ペット人口」という言葉も使われるようになった。

 このようなペットブームは、家電市場にも影響を及ぼしている。消費者は、自分のためには古くても我慢して買い替えない家電製品でも、ペットのためには新しいものを購入する傾向があるという。特に、ペット用の掃除機や空気清浄機、洗濯機などが人気を集めている。

 サムスン電子やLG電子などの大手家電メーカーは、このニーズに応えるべく、ペット用家電の開発に力を入れている。例えば、サムスン電子は、空気中に舞い散るペットの毛や臭いを除去する空気清浄機や、ペットの毛を真ん中に集めて絡まらないようにする洗濯機を発売した。また、仕事などで外出時にお留守番しているペットを観察するシステムがついている掃除機も開発した。LG電子は、室内温度が設定値に到達すればペットが快適に過ごせるように暖房や冷房が入るエアコンを発売した。

 これらのペット用家電は、高性能で高価格であることが多いが、それでも消費者は敬遠しないという。韓国では、「伴侶犬」という言葉が生まれたように、ペットは単なる動物ではなく、人間と同等のパートナーと見なされているからだ。この言葉は、2007年に韓国で制定された動物保護法で使われたもので、飼い主とペットとの関係を表すものだ。この法律では、動物虐待や殺処分などを禁止し、動物の福祉を保障することを目的としている。

 しかし、このようなペット用家電の消費は、本当にペットの幸せにつながっているのだろうか。筆者は疑問に思う。ペット用家電は、人間がペットに押し付けるものではないか。ペットは本当に高級家電が必要なのか。それとも、人間と一緒に過ごす時間や愛情が必要なのではないか。

 なんだかな~確実に需要はあるんだと思う。日本でも、高齢犬のために、人間の酸素ボックスみたいなのをポーンと買えちゃう人が業務スーパーで自分の食べ物を節約していたりするから。

 おペット様、お金の使い方、なんかおかしくないですかね~。

【編集:fa】

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