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【コラム】恐ろしい不衛生ホテルのマットレス、全身に甚大な蕁麻疹‐経営者逃亡
配信日時:2023年5月23日 6時00分 [ ID:8929]

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ベットイメージ

 新型コロナの感染力がものすごいということがまだ定着しない初春の時期に、とあるラブホテル利用者から次々に感染者が出た。ホテル側も、〇〇日から△△日までご利用のお客様は名乗り出てくださいと大きく広告まで出した。だが、名乗り出る者は一人もおらず(当たり前だが…名乗り出られない事情も関係もあるだろうし)。その地域の基幹病院のコロナ病床がすぐに埋まってしまった。なんてことを思い出した。

 コロナだから重要案件、そうじゃないなら「まっ、大丈夫か」ではない。そんなことが韓国で起こった。

 ソウル市内にあるモーテル(日本におけるモーテルの意味合いとは別かもしれないが)で、非衛生的な事例が発見された。ベッドのマットレスとマットレス(布団であろう)の間にリネンパットが挟んであった。宿泊客が、異常に体がかゆいので引っ張り上げて見たそうだ。

 その中には、ダニや南京虫、成虫だけでなく、幼虫やさなぎまで揃って登場した。この宿泊客は長期連泊だったそうで、全身に甚大な蕁麻疹ができて、原因がわからないときに、通院もしている。

 虫は死んだ虫を食べる習性をもつ。そして増えていく。おそらく蕁麻疹を起こした利用者の部屋だけでなく、他の部屋の状況も同じと推測できる。

 当然経営者に訴えた。けれど、経営者はさすが真の韓国人。治療費は出すが、宿泊代は頂く、という対応をした。怒りにかられた被害者が虫の映像をSNSで披露したという次第だ。

 ネット民の反応としては、虫の種類を語るもの。その虫の種類によっての病状を語るもの。損害賠償請求の仕方を解くもの。モーテルの詳しい所在を明らかにして晒すもの。さまざまな動きが見られた。

 韓国の消費者庁にあたる役所と保健所にあたるところは、このモーテルを調査すると発表した。しかし…役人は意外と金で転ぶ。お金を出したくないと言った経営者がすぐ売り払い、違う経営者になれば調査の手は入らない。

 コロナの時のラブホのように、うやむやになる気がするのだが、さて。

【編集:fa】

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