TODAY 2025年6月17日
マレーシア・シンガポールのニュース
エアアジア、エアバスと提携し航空業界のサステナビリティを推進
配信日時:2024年9月21日 8時45分 [ ID:9902]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
2024年9月19日・エアアジアは、ASEAN地域での炭素排出量削減を目指し、エアバスとの長期的なパートナーシップを発表した。この提携により、持続可能な航空燃料(SAF)の生産と航空交通管理(ATM)の改善を推進する。
エアアジアとエアバスは、サステナビリティ部門間で覚書(MoU)を締結し、東南アジアにおけるSAFの分散型生産を模索する協力体制を確立した。このパートナーシップは、SAF供給を拡大するための有望なプロジェクトを見出し、商業展開を支援することを目的とするもの。
さらに、エアアジアの燃料効率プログラムとエアバスの技術を活用し、二酸化炭素排出量を削減するための先進的なATM改善策を共同で調査する。両社は、単一欧州空域ATM研究(SESAR)プロジェクトの一環として開発されたソリューションをASEAN地域に適用する可能性を検討する。
キャピタルAのチーフ・サステナビリティ・オフィサー、ヤップ・ムン・チン氏は、「エアアジアは、SAFの生産性とATMイニシアチブを検証する上で、ASEANにおけるエアバスの主要パートナーとなります」と述べた。
エアアジアは今年6月、コロナ禍以来初となる新型エアバスA321neo型機を受領し、さらに5機を受領予定。今後、エアアジアに納入される全てのエアバス機は、5%のSAFを含む燃料ブレンドが使用される。
エアバスのチーフ・サステナビリティ・オフィサー、ジュリー・キッチャー氏は、「エアバスは、世界中で航空業界の脱炭素化に貢献しています。エアアジアはASEAN地域での主要パートナーであり、運用効率の向上やSAFの生産と流通の拡大に向けた取り組みを共に進めることを楽しみにしています」と語った。
エアアジアは現在、361機のエアバスA321型機を発注しており、機材のアップグレードにより2035年までに二酸化炭素排出量を最大10%削減する計画。さらに、SAFの導入により15%の削減が見込まれ、2050年までにネットゼロを達成する計画だ。
2023年には、エアアジアは地域路線で20以上の運用効率化対策を実施し、130,000トンのCO2排出量を削減した。これは、200万本以上の木を植樹した場合に相当する効果と言える。
【編集:Eula Casinillo】
|
|
<< 関連記事 >>
マレーシア・シンガポールの新着ニュース
人気ニュースランキング
[ マレーシア・シンガポール ]
ジェットスター・アジア航空、7月末で運航停止へ 競争激化でLCCの苦境浮き彫り
エアアジア、福岡=台北=コタキナバル線を8月15日から新規開設
エアアジアグループ・2025年第1四半期の決算を発表、売上高は順調な伸びを記録
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2025年6月16日 17時00分 ]
ベトナム [ 2025年4月29日 5時15分 ]
ミャンマー・カンボジア [ 2025年4月6日 8時00分 ]
ラオス [ 2025年4月12日 6時30分 ]
国連・SDGs [ 2025年5月10日 7時15分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2025年6月14日 4時00分 ]
ワールド [ 2025年6月16日 20時15分 ]
フィリピン [ 2025年6月11日 16時00分 ]