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中国86円コーヒーが格安な理由と「添加物疑惑」
配信日時:2025年12月8日 9時00分 [ ID:10689]

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 世界的にコーヒー豆の高騰が続いている。コンビニコーヒーの価格推移(ローソン160円、ファミマ145円、セブン140円)でもお分かりのとおり、喫茶店よりは安いがそれなりにする。ペットボトルや缶飲料のコーヒーもまた100円で飲むことができるのは格安自販機など限られたもの。家で飲むインスタントコーヒーもまた去年まで398円程度で買えた詰め替え用が980円になっている現実。もうファミレスのドリンクバーのコーヒーを吐きそうになるくらい飲み貯めしないといかんかも。

 しかし、大国中国のコーヒーチェーンでは、低価格競争が過熱中。通常のファーストフード店のコーヒーが130円(日本のマクドナルドのコーヒーは、S120円M140円)。ディスカウントのコーヒーチェーン店ではなんと86円! ただ入れたてを提供できるのが上海の2店のみで、他と同じにカウントしていいのか迷うところだ。さらに、130円も期間限定ではある。

 他のお店では、1杯目は通常料金だが、2杯目をお安くしているところはある。

 中国の2025年のコーヒーの市場規模は、1300億元程度。急速に拡大しているのに、人口が多いためか、1人の消費規模は593円ほど。スタバなら飲めない。マックでも年間4杯ほど。インスタントコーヒーだと、特売で本体を買い、詰め替えは買えない。
中国はお茶の国でもあるし、妥当なところだろうか。

 実は、某お安い系のファミレスのコーヒーは、コーヒーではなく、コーヒー風味の添加物で構成されている。大のコーヒーマニアは一口飲んでわかると思う(逆に飲まないとか)が、貧乏舌の庶民でさえ、デミタスカップより少し大きめのカップで3杯飲むとその先が進まなくなる。むしろ同じホットコーナーにある梅昆布茶で口の中を整えないと店を出られない。

 中国は、シリコンで白魚も作るしタピオカも作ってしまう。コーヒーじゃないお安い何かでコーヒーにそっくりを作り出してもまったくおかしくはない。期間限定価格だとしても、お安いコーヒーは、本物のコーヒー豆製なのか、とても気になる。

【編集:fa】

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