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【ツーリズムEXPO】フィリピン観光大臣も来日ーボラカイ島・再びオープンをPR
配信日時:2018年9月22日 8時15分 [ ID:5265]

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ベルナデット・ロムロ・プヤット(Bernardette Romulo-Puyat)フィリピン観光大臣 左、西内ひろフィリピン観光親善大使 右、《2018年9月21日撮影》

 2018年9月21日、来日中のフィリピンの観光大臣と副大臣が、都内で開催中のツーリズムエキスポ・フィリピンブースで、閉鎖されているボラカイ島の観光客立ち入り規制解除についてコメントを発表した。

 ボラカイ島への観光客立ち入り規制が10月26日から段階的に解除されるのに伴い、ベルナデット・ロムロ・プヤット(Bernardette Romulo-Puyat)観光大臣は、海洋汚染の改善やサステイナブルツーリズムについて語り、ボラカイ島のリニューアルオープンをPRした。

 フィリピン中部に位置するボラカイ島は、美しい海やビーチを観光資源とするリゾート地として国内外にその名を知られている。しかし、一部の宿泊施設などが汚水を垂れ流しにしていたことで環境汚染が深刻化し、政府は汚染環境の改善を図るとして、今年4月から最大6カ月間の予定で観光客の立入りを禁じている。この半年間をかけて汚染環境の大部分は改善されたとし、今年10月から2019年いっぱいにかけて段階的に規制を解除していく方針。環境維持のため、今後は島の収容人数に上限を設け、ビーチや公共の場での飲酒喫煙や大規模なパーティーは禁止される。

 ベルナデット・ロムロ・プヤット大臣は、今回のボラカイ島閉鎖を観光開発と環境保護のバランスについて学ぶ契機であったとし、観光開発と自然環境、地域社会との共存共栄を掲げるサステイナブルツーリズムの重要性を語った。こういった問題はボラカイ島に限ったことではなく数千の島々を抱えるフィリピン全体の課題であるため、ボラカイ島以外の観光地でも環境評価を始めたという。

 ベルナデット・ロムロ・プヤット大臣はサッカーワールドカップでの日本人サポーターのマナーの良さにも言及し、礼儀ある振る舞いで知られる日本人観光客には、ぜひボラカイ島へ来てほしいとPRした。

【編集:山田愛】

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