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国際会議「日本による海外投資の新たなうねり タイおよびアセアン+1」がバンコクで開催
配信日時:2014年3月12日 11時00分 [ ID:233]
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2014年3月6日に日本とタイのビジネスリーダーが参加してバンコクで開催された国際会議「日本による海外投資の新たなうねり タイおよびアセアン+1」では、タイからアセアン諸国へのシフトも大きなテーマとなった。
1970年代から日本企業のタイへの進出は盛んだが、ここ数年はさらに投資が増加している。最近は銀行業や食料などサービス業の需要も高まり、中小企業や非製造業の進出が目立つ。タイ国投資委員会(BOI)への申請件数も増加しており、多くの企業がタイを有望な投資先と見なしている。
しかしながら、タイがその地位を維持し、継続的に成長するためには、インフラの整備、周辺国へのアクセスの改善、外国人事業法の見直し、税関手続きの簡素化などが必要だ。
日本貿易振興機構(ジェトロ)の井内所長は、タイの政治的混乱について触れ、誰もが問題の早期解決を望んでいると述べた。タイに拠点をおく日本の製造業は以前から持続的に投資しており、今回の政治的混乱による影響はあまり受けていないが、新規に投資を考えている企業は再考する可能性がある。
タイはアセアン地域の中心に位置し、投資先として適しているが、一方で他のアセアン地域も低い生産コスト、高い成長性、大きな市場、さらにアセアン経済共同体(以下、AEC)への期待から非常に魅力的となっている。
日本からアセアン地域への投資は、昨年前半の6か月間、その前年比で55%も上昇し、約1兆円(約3325億バーツ)に達した。また、国際協力銀行が最近実施した日本企業への調査では、回答者の84%が今後3年以内に海外での運営を強化するとした。
国際通貨基金(IMF)によると、アセアン5─タイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・ベトナム─の国内総生産(以下、GDP)は5.1%の成長が期待されている。AECが貿易障壁を取り除き、市場規模が6億人に拡大されると、GDPの大きな伸びが期待できる。大メコン流域(GMS)構想も日本の投資家にとって魅力的だ。
【翻訳/編集:YK】
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