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タイ東北部ブリーラム県で10月にMotoGP開催、東京でPRータイ国政府観光庁
配信日時:2018年8月29日 13時30分 [ ID:5223]

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ブリーラム県の伝統的な染織物、プーアッカーニー布を用いた伝統舞踊(2018年8月28日東京都内のホテルで撮影)

 2018年8月28日、タイ国政府観光庁は東京都内で、10月5日から7日にかけてタイ東北部ブリーラム県で開催されるオートバイレースの世界選手権、MotoGPの記者発表会と誘客プロモーションを行った。

 1947年より続くMotoGPはF1に並ぶ人気のモータースポーツの国際大会で、2018年は日本を含む世界16カ国で19レースの開催が予定されている。タイでの開催は今回が初めてとなるため、タイから関係者が来日し、それぞれ熱のこもったスピーチで大会をPRした。

 記者発表会では、ポーンパヌ・サウェータルン観光スポーツ事務次官、サンウィアン・ブーント スポーツ庁総裁代理、ジラポーン・カーウサワットPPTオイル&リテールビジネス社社長代行兼CEO及び、大会のプロモーションを担う株式会社GTアソシエイション代表取締役 坂東正明氏が登壇。

 記者発表会に引き続き行われた誘客プロモーションイベントでは、バンサーン・ブンナーク駐日タイ王国特命全権大使をはじめ、タイ国政府観光庁タネース・ペッスワン副総裁、ブリーラム県知事、MotoGPが行われるチャーンインターナショナルサーキット代表らがスピーチを行うとともに、開催地ブリーラム県の観光名所や伝統舞踊、産業が紹介された。

 開催地ブリーラム県は、タイの強豪サッカーチーム、ブリーラムユナイテッドのホームとして知られ、スポーツツーリズムでの地域振興に意欲的だ。かつてタイ国内でも貧しい地域の一つだったブリーラム県は、観光地として世界的に名を馳せる他都市に比べると観光資源に恵まれているとは言い難い。しかし、国際標準のサッカースタジアムとサーキットが新たな人の流れを作ったことにより、近年急速に発展してきた。

 一般にスポーツ観戦を目的とした観光客は、観光のみを目的とした観光客よりも滞在日数が長いとされている。今回大会誘致に成功した観光大国タイも、国をあげてスポーツツーリズムに力を入れている。

 タイで初開催となるMotoGPは、特にヨーロッパやアジアにおいてサッカーにも劣らない人気のスポーツだと言われている。クラスごとに予選決勝が行われ、各レースごとに10万人前後を動員するため、開催地にもたらされる経済効果は大きい。今回も国内外から多くのファンが訪れることが期待され、関係者はさらなる誘致に向けてPRに力を入れている。

【編集:山田愛】

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