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江蘇省・南通市と塩城市を、旅行代理店商品企画担当者らが視察
配信日時:2019年10月31日 9時15分 [ ID:5957]

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世界遺産登録 黄海湿地

 2019年10月18―21日、日本から中国への観光旅行者を増やすため、『南通市と塩城市研修視察旅行』が実施され、旅行代理店の商品企画担当者らが訪中した。

 南通市は、海と隣接して豊かな観光資源や水資源が豊富で自然の恵などが楽しめるなど、これからの魅力のある観光地として期待されている。

 日本からも便利で行きやすく上海市のとなりの蘇州市から長江を渡ったところにある。日本人とって聞きなれていないが、実は多くの日系企業が進出していて、日本人も多く滞在している。市内には狼山、濠河を中心に江南建築物があり、100年まえの街並みに再現するなど 観光客を楽しませている。

 塩城市は黄海の海岸沿いには広い砂浜や干潟が広がり、野鳥や魚介類の重要な生育地となっており、世界最大級の越冬地となっている。また、大豊区では自然保護区がありシフゾウの生息地として自然保護区に指定され、広大な面積に住むシフゾウの数も最大級である。 塩城市は上海や蘇州などにくらべ、観光地として向かない地味なイメージだった。

 しかし、近年は塩城市に自動車をはじめ数々の生産工場などが進出し、沿海部には1,000万キロワット以上の風力発電の開発潜在力があるなど、活気のあふれる近代都市に変貌を遂げ観光スポットとしても注目を集めている。

 急激に発展しながらも、昔ながらの風情ある雰囲気がまだまだ残っている。 塩城市の地名は、昔「城壁の外は見渡す限り塩田」であったことに由来したものである。

【撮影/取材:安麻比呂】

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