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【コラム】善人にバッタモン掴ますな! 韓国
配信日時:2022年4月9日 6時00分 [ ID:7954]

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ヒュンダイ・ロテムWEBページから

 台湾人はとても優しい。日帝時代、日本語をきちんと教えてもらったから~と高齢者が観光客に向けて日本の童謡などを歌ってくれたりもする。きっと悔しかったことや悲しかったこともあるだろうに、どこかの国のように恨み言だらけではない。また賠償金を請求したりもしない。逆に日本で自然災害などが起きようものならどの国よりも先に義援金を送ってくれ、また対処できる人材を派遣してくれる。

 そんな台湾は、韓国にも優しい。先年も「もっとも美しい列車」と言われる韓国のEMU900型電車を輸入した。しかし、こともあろうか導入して数カ月で水漏れを起こすようなバッタモンを韓国は提供したのだった。

 電車が水漏れするとはいったいどういうことなのだろうか。雨の日に大量の水漏れが起こった。駅に着かなければ列車は止まらない。運転席に異変がなければ、乗客が知らせに行かない限り乗務員がその事実を即刻知ることはできない。乗客は、あっちの車両こっちの車両にと移動した(日本の田舎のような二両編成、もっと田舎のような一両編成でなくてよかったと思うべきだろうか、台湾人の心根に寄り添うためには)。

 水漏れの原因は明確にはなっていない。しかしIT技術が高度な台湾がわからないはずはない。韓国を慮っての公表猶予なのかもしれない。水漏れは換気ダクト部分で起こっていたと言う。輸入元の韓国の会社が調査しているものの…漏水の原因が設計上の問題や製造上の欠陥ならば、メーカーに改善を求めるとしている。それは契約条項にあるからだと。

 韓国で、この車両が水漏れを起こしたと言う話は聞かない。輸出品だから韓国で使うものよりも質の悪い原料を使いコストダウンを図ったとも考えられる。

 台湾は、253億台湾ドル(日本円で約1030億円)という巨額を支払って購入している。水漏れした列車だけではなく、2023年までに全520両を韓国から輸入する。

 優しすぎるのも考え物だ。日本から購入すべきではなかったのか。台湾の優しさが、韓国にとってはいいカモになったという出来事だ。

【編集:fa】

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