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愛染 興希氏 国連が推奨するSDGs1番の「貧困問題」で貢献
配信日時:2023年6月19日 10時00分 [ ID:8995]

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金融系インフルエンサーとしても活躍するファイナンシャルプランナーの愛染 興希(あいぜん こうき)氏

 2023年6月19日、金融系インフルエンサーとしても活躍するファイナンシャルプランナーの愛染 興希(あいぜん こうき)氏に、パーソナルナビ社が運営するメディアサイト『THE CAREER』の広報担当、豊島がインタビュー取材を行った。

 今回の『THE CAREER』のインタビューテーマは、「自分の可能性の築き(気付き)方」。インフルエンサーインタビューは2023年6月から始まったプロジェクトで、キャリアに悩む若い世代に、一歩踏み出す勇気を与えることを目的としている。金融系インフルエンサーとして活躍する愛染氏を第1回のゲストに迎え、今のキャリアを築くまでにどのような経験をしてきたのか、どのような想いをもって現在の活動に向き合っているのか話を聞いた。

 現在愛染氏は、『「子どもの貧困」をなくしたい』という想いを胸に、ファイナンシャルプランナーの仕事を中心に、資産形成のコンサルティングや、高等学校での特別講演活動、執筆活動など幅広く活動している。Instagramではお金に関する豆知識を毎日配信し、フォロワー数約5.5万人(2023年6月12日時点)を抱える人気インフルエンサーの一人だ。他にもTVやメディア出演を果たすなどその活躍ぶりは多岐に渡っている。

 「ファイナンシャルプランナー」と「インフルエサー」の2つの顔をもつ愛染氏だが、現在のキャリアを目指すきっかけは自身の育った環境にあったという。貧しい家庭で育ち、高校卒業後は大学には進学せずに就職した。働く中で「このままでは貧困は連鎖する」という問題に気が付き、正社員として働きながらアルバイトで大学進学資金を2年間で貯めた。進学後は子どもの貧困を無くそうと考え、海外のビジネスプログラムなどに参加し、現在の「お金の先生」としてのキャリアを築き上げた。

 今後の目標について愛染氏は日本の経済成長に貢献していきたいと語った。世界各国を訪れ、世界で活躍するファイナンシャルプランナーと交流する中で、日本の金融リテラシーの低さを痛感。事実、日本は、『アジアで最も金融リテラシーが低い国』であると言われている。この問題に対して、愛染氏はインフルエンサーとして自身の影響力を拡大し、一人でも多くの人にお金の知識が届くよう発信を続けていくと決意を表明した。今後の日本の未来を担う子どもたちに、正しいお金の知識を教えることができるのは、親をはじめとした我々大人たちだ。講演会などを通してまずは大人たちに向けてお金についての教育活動を広めていきたいと語った。

 2030年達成目標のSDGsの関心のある項目としては、「貧困をなくそう」の項目を挙げ、自身の活動の意義に共通していると答えた。大学時代にボランティアで訪れたカンボジアで子どもたちの貧困を目の当たりにし、「救いたい」という強い想いが芽生え、今もその経験が愛染氏の活動の原動力になっている。貧困の連鎖を断ち切るために、今後もSNS発信や講演活動に力を入れていきたいと力強く語った。

 最後に、同世代である20代・30代の悩める若者に向けて「対面の価値」について伝えた。今は好きな時に、スマホやPC、テレビなどから様々な情報を簡単に得ることができる。だが逆を言えば、誰もが簡単に見ることのできる媒体にはあらゆる規制が存在し、ありのままの真実を発信することも、拾うことも難しくなっている。だからこそ、よりリアルな声や情報を得るためには直接会い、話を聞くことが何よりも大切だと愛染氏は捉えている。多くの人と出会うことこそが「キャリアの選択肢を広げる鍵になる」とエールを送った。
 
 愛染氏は、今後も日本の貧困問題解決に向けて正しい金融リテラシーを多くの人に伝えていく。2023年9月には、ファイナンシャルプランナーとしてお金について学べる本を自費出版する予定だ。「世界基準のファイナンシャルプランナー」を目指す愛染氏の今後の更なる活躍に期待していきたい。

 今回の詳しいインタビュー内容は、キャリアパスメディア『THE CAREER』の「インタビュー」をご覧ください。

愛染 興希氏プロフィール、1993年7月10日生まれ。
高等学校卒業後に就職するも、大学進学を目指し2年間で約500万円の進学資金を貯める。大学在学中、海外でのボランティア活動やビジネスプログラムに参加してビジネスの基礎を学ぶ。卒業後、あなぶき興産(穴吹興産株式会社・東証スタンダード市場)に入社。新入社員の時から開発の仕事を任され一都三県の相場調査等の業務を経験。
2020年からファイナンシャルプランナー業務を開始。貧困の経験をもとに、少しでも多くの方の力になるべく、志をもって資本主義社会と向き合い、TV出演やメディア活動にも力を入れ、金融業界における影響力拡大を目指す。

【取材:パーソナルナビ編集部】

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