TODAY 2023年12月8日
フィリピンのニュース
【コラム】プラモデルワークショップで友好を! フィリピン
配信日時:2023年9月20日 7時00分 [ ID:9218]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
この夏、佐藤模型店のおばちゃんが亡くなった。地元の男子はお小遣いを貯めて、この模型店でプラモデルを買ってはコツコツ仕上げていた。女子は中学になると、この模型店で美術用の小筆を買った。この町に住む者は、避けては通れないメッカのような模型店だった。
今どき流行りのフィギュアなんかじゃない、正規のプラモデル。その多くがTAMIYA製だった。狭い店に何千と並んだ箱から、よく自分の好みを選ぶ能力が男子にはあるなと感心したものだ。
TAMIYAの本社は、静岡県にある。静岡県はプラモデルの出荷額で日本一~プラスチックモデルキット(プラモデルの工業統計表上での正式名称)の出荷額の9割超…静岡のお茶がなくても他の産地があるが(お茶農家さん、ごめんなさい)、静岡が日本から消えると、プラモデルニストたちはすごーく絶望することになる。
静岡県は、フィリピンとの友好をはかるために、シンガポールで「ホーム・オブ・マウントフジー静岡~静岡県のクラフトマンシップと観光」というイベントを開いた。
その中の目玉が、TAMIYAの全面協力でプラモデルを組み立てるワークショップ。もちろんプラモデルの展示や体験走行も行った。
3回行われたワークショップで、1回あたりの参加人数は12人限定。選ばれしフィリピン人たちだ~予約募集直後に満員になった。TAMIYANの世界的人気が証明されたとも言える。
作られたのは、シンガポールの象徴、マーライオンが乗っているミニ四駆、特別モデルだ。
TAMIYAは、シンガポールやマレーシア、インドネシアに専門店を持つ。潜在的に、日本のプラモデルは東南アジアでも人気商品、子どもも大人もワクワクさせる力を持つ。2004年にできたシンガポールのショールームは、日本国外初で、拠点になっている。
ミニ四駆、教材で使える工作キット、スポーツカー、自動二輪車。フィリピンの集合住宅はそんなに広くないので、小型のミニ四駆が人気だとのこと。
ジェンダーな世の中、プラモデルは男の子専用のものではないとは思う。が、男の子が兄弟で、あるいは父親や祖父と男同士で組み立てていく過程は、女子には近寄れない不思議な時空が存在する。
そう、日本の情操教育、手の器用さには、TAMIYAのプラモデルがある。フィリピンでもどんどん普及してほしい。
【編集:fa】
|
|
フィリピンの新着ニュース
「LOVE THE PHILIPPINESキャンペーン」12月11日から、新宿などで交通広告を開始
[ 2023年12月5日 17時00分 ]
フィリピンに100万軒以上あるかも、サリサリストア! ミンダナオ島オサミス発信
[ 2023年12月2日 7時00分 ]
人気ニュースランキング
[ フィリピン ]
【フィリピン セブ】ラプラプ市・日本人母娘ホームレス、無言の居座りの真相! (1)
【フィリピン セブ】ラプラプ市・日本人母娘ホームレス、無言の居座りの真相! (3)
フィリピンフェスティバル、代々木公園で盛大に開催・11月25日、26日
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2023年12月7日 10時00分 ]
ベトナム [ 2023年6月27日 6時00分 ]
ミャンマー・カンボジア [ 2022年4月3日 19時30分 ]
ラオス [ 2023年8月16日 17時00分 ]
国連・SDGs [ 2023年11月30日 15時15分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2023年12月6日 11時00分 ]
インドネシア [ 2023年8月10日 6時00分 ]
インド [ 2023年6月12日 8時00分 ]
ワールド [ 2023年12月8日 7時00分 ]