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【香港】韓国への根強い警戒を感じさせる香港空港、中国ではMERS感染の謎への研究が始まる
配信日時:2015年7月26日 11時00分 [ ID:2249]

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検温エリアで配布されるMERSについて3カ国語で書かれたパンフレット(我妻伊都 撮影)  

 2015年7月26日、韓国政府は23日に外国メディア向けに中東呼吸器症候群(MERS=マーズ) が8月下旬までに終息する見込みだと発表するなどMERS騒動は収まりつつある。

 5月末にMERSで揺れた香港の香港国際空港では、平時と変わらない体温検査が実施されている。香港空港では、子どもには一人ひとりの額に検温器を当てて検査するほか、全員の脱帽を求める方法で行われている。

 中国大陸からの到着便では検温エリアを通過するのみだが、韓国からの大韓航空の到着便に合わせて通過すると、検温時にMERSについて注意を促す韓国語、広東語、英語の3カ国語で書かれたパンフレットを配布するなど依然として韓国への根強い警戒感を伺わせる。

 中国の感染症医療関係者によると、感染源とされる中東へ韓国人と同じか、それ以上の人数が訪れている日本人や中国人で重症化する患者が発生していない点に注目しており、今後、専門家による研究を進めていくという。

【執筆:我妻伊都】

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