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【コラム】障害者労働組合の嘘と真実:詐欺師たちが仕掛ける罠を暴く
配信日時:2023年4月3日 6時00分 [ ID:8794]
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2022年6月に、韓国の3つの都市に「障害者労働者の利益のために活動する」障害者労働組合が設立されました。組合に参加した障害者は、マンション工事現場などで働くことができます。事務系の仕事もありますが、主に肉体労働系の仕事が耐えうる障害を持った人が属する組合です。精神疾患を持っている人でも、重労働ができる場合があります。一人親方では、賃金が搾取されたり、労災に当たる事故が起きた時に自ら交渉する術を持たない人のために、簡単に加入できる組合があるのは便利です。
日本にも障害者雇用があります(国や自治体から支援が出ます)。それと同じように、韓国でも障害者雇用がありました。しかし、この組合は本当の障害者のために機能していませんでした。まず、建設現場約140カ所のリストを作りました。主に鉄筋工事が行われている場所です。そこに、日当8300円から14000円で偽障害者(障害者の芝居ができる健常者)10~20人を雇い、「障害者雇用しろ!」とデモを起こさせました。このようなデモが頻繁に行われれば、工事の進捗状況に影響が出ます。現場側も「今すぐ立ち退け料」みたいな感じでお金を出します。それは労組発展基金の名目だったり、帳簿上だけで雇ったことにした賃金だったりします。
140カ所もリストアップしたにも関わらず、8カ所の現場(6社)から合計3万5300円を脅し取りました。苦労の割には日当合計にもならない間抜けな詐欺です。
捕まってみると、本部長と組織局長、交渉局長の3人だけの組合でした。3人とも障害者ではなく、障害者は所属しておらず、組合員もいませんでした。
韓国人がマイナスになる詐欺を行うわけがないので、支払ったことを隠している業者が存在しそうです。
韓国の工事現場の主戦力は外国人労働者です。誰かが知恵をつけなければ、組合など作りません。安く使ってポイ捨てします。会社は期限通りマンションを突貫工事すればいいだけです。そこに安全性などありません。だから、障害者を支援金目的でも使うわけがありません。そこに目を付けた韓国っぽい詐欺でした。
【編集:fa】
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