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【タイ】中国人観光ツアー「マナー指導員」制度に期待
配信日時:2015年4月19日 13時00分 [ ID:1811]

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タイ・パタヤ沖のラン島で、ビーチを楽しむ中国人観光客。

 2015年4月19日、タイメディアによると、先週、中国国家観光局は、旅行主催会社や旅行販売会社が、旅行者のマナーを向上させるための取り組みを強化することについて定めた「指導意見」を発表した。

 その中で新しい取り組みとして、ツアー参加者の中から「マナー指導員」を選び、添乗員と協力しながら、ツアー客全体のマナーを大きく向上させ、問題行動の発生を未然に防ぎ、中国のイメージ向上に繋げると言う新制度が誕生した。

 タイ北部の観光地チェンマイでは、春節(旧正月)で訪れた中国人観光客に、タイで「していいこと」「してはいけないこと」を解説したマナーブックを2月から配布している。「マナー指導員」制度とのダブルで、相乗効果を期待したい。

 タイでは、中国人観光客の様々な問題行動が指摘されており、暴走に歯止めがかかればと期待する声が出ている。航空機内でCAにカップ麺のお湯をかける。爆破すると騒ぎ航空機がUターン。トイレの利用方法が不適切で、寺院が中国人参拝客の受け入れを停止するなど、マナーと言うより犯罪だが、こうした極端なケースを除き、多くの観光業従事者が困惑しているのは「大声で騒ぐ」、「理不尽な要求」、「周囲を汚す」。バイキングスタイルの食事の時に、取りすぎて食べきれず残すなどの問題だ。

 マナー違反の中国人観光客の問題は、中国人観光客が増えるにつれ、各国から指摘されており、今回の新しい「マナー指導員」制度の成功を祈りたい。


【編集:朝日音然】

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左から:タイ国際航空 中部地区旅客営業部長 平田勝則氏。タイ国政府観光庁 大阪事務所長 タナワディー スックサクンワット氏。愛知県 都市・交通局 港湾空港推進監 西村 薫氏。在名古屋タイ王国 名誉総領事 三輪 芳弘氏。タイ国際航空、日本地区統括 トリティ・サワディゴーン氏。中部国際空港 代表取締役社長 犬塚 力氏。日本旅行業協会 中部事務局長 星野 道佳氏。国土交通省大阪航空局中部空港事務所空港長 渡邉 智史氏。