TODAY 2025年1月11日
ミャンマー・カンボジアのニュース
【ミャンマー】ヤンゴン証取初の資金調達へ、地場の通信関連TMHテレコム
配信日時:2017年12月6日 9時15分 [ ID:4793]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
2017年12月4日、ヤンゴン証券取引所は、ミャンマーの証券当局によって通信関連のミャンマー企業「TMHテレコム」のIPO(新株発行を伴う株式上場)が認められたと発表した。
同社は、事業資金を新株発行で調達する。昨年に取引を開始したヤンゴン証取には4社が上場しているが、既存株を上場させるだけで、新株発行による資金調達は行っていなかった。今回同社がヤンゴン証取での資金調達に成功すれば、上場を目指す企業が増え、低迷するミャンマー株式市場の突破口になると期待される。
新規公開するTMHテレコムは、携帯電話の電波塔の建設や光ファイバー網の構築などを手がける。2017年3月期の売り上げは約95億チャット(約7億6,000万円)。新株発行により、マンダレー管区やシャン州での電波塔の建設資金として、20億チャット(約1億6,000万円)の調達を目指す。今後投資家への説明会などを経て、来年1月中にも上場する予定だ。大和証券系のミャンマー証券取引センター(MSEC)が主幹事を務めている。
ヤンゴン証取ではこれまで、ファースト・ミャンマー・インベストメント(FMI)やミャンマー・ティラワSEZホールディングス(MTSH)などが上場しているが、未公開株の売却で投資家を募ったのちに上場しており、上場時には新株発行による資金調達は行わなかった。そのため企業にとって上場のメリットが不明確で、厳しい情報公開を求められる上場に関心を示さないミャンマー企業も多かった。証券取引所の本来の目的の1つである資金調達を行う企業が現れたことで、ミャンマーの証券市場は新しいステージに入ったと言えそうだ。
【執筆:北角裕樹】
|
|
<< 関連記事 >>
ミャンマー・カンボジアの新着ニュース
人気ニュースランキング
[ ミャンマー・カンボジア ]
【カンボジア】「違法ビジネス 振り込め詐欺の、悪党・中国人ら」遺体になっても帰国できず!
【ミャンマー】反政府デモに参加したタイ女子にも人気のイケメン俳優に懲役3年
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2024年12月13日 10時00分 ]
ベトナム [ 2024年8月7日 12時00分 ]
ラオス [ 2023年8月16日 17時00分 ]
国連・SDGs [ 2024年10月6日 12時00分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2025年1月7日 10時30分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2023年6月12日 8時00分 ]
ワールド [ 2025年1月10日 10時00分 ]
フィリピン [ 2025年1月9日 10時00分 ]