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バンコクで、カンボジア・ラオスセミナー JICA
配信日時:2018年1月15日 9時15分 [ ID:4832]
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2017年12月20日、JICAカンボジア事務所が発行するカンボジアだよりNo76に『新興国に熱い視線 バンコクでカンボジア・ラオスセミナー 』と題する記事が掲載された。
(記事)JICAカンボジア事務所とラオス事務所は11月15日、タイ・バンコクでカンボジア・ラオスへの企業進出セミナーを開きました。JETROバンコク、プノンペン、ビエンチャン事務所が協力し、日本人122人、タイ人106人の合計228人が参加しました。
「ASEAN新興国」と呼ばれるカンボジアとラオスの上記公的機関が、共同で開催する企業進出セミナーは、これが初めて。ASEAN経済統合の動きとともにサプライチェーンは国境を越えて広がり、近年ではタイの企業が近隣諸国に生産拠点を設ける「タイプラスワン」と呼ばれる進出例も増えています。JICAカンボジア事務所と同ラオス事務所は、ともにこの「プラスワン」対象国に所在することから、タイ国内の企業に積極的な情報提供をすることを目的としてセミナーを開きました。
セミナーではカンボジアの経済状況について、2011年からの経済成長率が毎年7%前後と安定していること、25歳未満の人口が51%を占め、今後50年間は人口増加が見込めることなどが紹介されました。一方のラオスについては、やはり25歳未満の人口が約60%であること、中国との物流網が整備されていることや、タイとの交流の深さなどがアピールされました。
セミナーではさらに、日系企業による両国への事業展開例が紹介されました。カンボジアからは、JICAの中小企業海外進出支援制度を利用した株式会社愛亀(本社・愛媛県松山市)の展開について、そして、タイ国境のポイペトの経済特別区に進出したスミトロニクス・マニュファクチャリング・カンボジアのタイプラスワン戦略について、説明がありました。
JICAカンボジア事務所の安原企画調査員によると、セミナーには製造業からの参加者が目立ち、ほかに物流、商社、金融セクターからも参加者がありました。セミナー後のアンケートでは多くの企業が「情報が役に立った」「定期的に開いて欲しい」と答えており、さらに回答者の約7割が、両国への視察ツアーの参加に「関心がある」と答えました。安原企画調整員は「タイ政府も在タイ企業の海外展開を後押ししている事情もあり、セミナー参加企業はいずれも熱心でした。株式会社愛亀のように、JICAのスキームを利用した海外展開についても広く知っていただく機会になりました」と話しています。
【編集:AY】
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