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外国人旅行者が誰もいない ランキング1位の世界遺産ーカンボジア
配信日時:2020年9月27日 10時00分 [ ID:6690]

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約400年前(江戸時代寛永9年)に十字回廊へ落書きを残した森本右近太夫一房は勘違いによる訪問、両親の健康祈願に4体の仏像奉納を行った事などが書かれている

 2020年9月26日、朝焼けが綺麗な赤を醸し出すカンボジアのアンコールワット。2016年頃までは1日20米ドルだった共通入場券は37米ドルとなり、観光業ではタイに遅れを取っているカンボジアにはかなりの収入源となっている様だ。

 コロナ禍で外人とすれ違う事すら稀になったシエムリアップの街。

 寺院群を訪れる観光客は皆無で少数の国内観光客がまばらにいる程度だ。

 そのアンコールワットの夜明けは神秘的な色の変化が美しく、この寺院だけは早朝5時30分には入場できる。いつもならその撮影スポットである、お堀の前北西の角には三脚を立てたカメラで立錐の余地も無く、ひしめき合っている様だが、今朝は30人ほどがゆっくり腰を下ろして朝焼けを待っていた。

 雨季のせいもあり曇り空で綺麗な朝焼けは撮れなかったが、アンコールワット寺院内には一番乗りで入り、誰もいない回廊を回り込み、人っ子一人いない数十年前にしか撮れない写真を撮る事ができたのは、ある意味感謝の念である。

 約400年前(江戸時代寛永9年)に十字回廊へ落書きを残した森本右近太夫一房は勘違いによる訪問、両親の健康祈願に4体の仏像奉納を行った事などが書かれている。

 しかし、2010年頃にはなかったが、他にも多々 落書きが彫られていたり、回廊の暗闇で用を足しているのか、悪臭も強く、観光客のマナーの悪さも際立っていた様に感じる。


【編集:BY】

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