TODAY 2025年12月5日
ミャンマー・カンボジアのニュース
【ミャンマー】地雷除去の遅れで観光客誘致に障害=現地住民の犠牲者が増加
配信日時:2014年8月22日 16時36分 [ ID:877]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
2014年8月21日、ミャンマーのカヤー州で地雷の除去が遅れているため、国境解放後も観光客誘致が進んでいない、とミャンマーのメディアが報じた。
カヤー州はミャンマー東部に位置する最も小さな州だが、タイ北部メーホンソンとの国境があり、近年では国境貿易も増えている。また、観光客への陸路通過開放によって、誘致も盛んになりつつある。
ミャンマーでは、現テインセイン政権によって、反政府勢力との内戦はごく一部を残して終結しつつある。タイなどとの国境も開放され、以前は入境許可を取らないと立ち入ることさえできなかった地域も次々と開放されている。
しかし、長く続いた内戦による傷痕は、早晩解決するわけにもいかない。特に森林地帯のアチラコチラに埋められた地雷は、見つけることから困難だ。これはカヤー州だけではなく、シャン州、カレン州、ラカイン州など反政府活動が活発だった地域に共通する深刻な問題となって、発展めまぐるしいミャンマーの足かせとなっている。
国際的にも地雷による死傷者が、アフガニスタン、コロンビアに続いて3位というミャンマー。特に観光業にとっては、これまで通過が許されていなかった州内の陸路での移動が解禁されたものの、地雷の危険から二の足を踏まざる得ない状態だ。
現地民には今も地雷の犠牲となる人が増え続けていることもあり、政府は対応を急ぐためにも国際機関などとの連携も必要だろう。
【翻訳/編集:そむちゃい吉田】
|
|
|
|
<< 関連記事 >>
ミャンマー・カンボジアの新着ニュース
人気ニュースランキング
[ ミャンマー・カンボジア ]
ミャンマー詐欺拠点摘発、だが組織は分散逃走。日本人20人超、今も監禁の恐れ
【ミャンマー】不思議な日本ブランド「名創優品」がヤンゴンで我が物顔 中国発祥の雑貨店
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2025年12月2日 14時00分 ]
ベトナム [ 2025年10月12日 10時30分 ]
ラオス [ 2025年7月4日 6時00分 ]
国連・SDGs [ 2025年11月27日 7時00分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2025年12月1日 7時00分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2025年10月24日 16時30分 ]
ワールド [ 2025年12月5日 9時00分 ]
フィリピン [ 2025年12月2日 9時00分 ]