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【ベトナム】ハノイの旧市街で地べたに座り込んでカニ三昧 
配信日時:2015年4月17日 12時00分 [ ID:1798]

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東南アジアの露天なので衛生的に不安はあるのだが、おいしいものはおいしい。この蒸したカニもまた非常においしくて、何杯でもいけた。(高田胤臣 撮影)

 2015年4月17日、ベトナムの首都ハノイで食べたカニを紹介したい。

 外国人旅行客も多い旧市街の中心となる服飾関係の市場『ドンスアン市場』の南側に、まるで映画で観る阿片窟を想起させるような細い通路に屋台が所狭しと並ぶ一角がある。

 その通路入り口の前に、いつも老婆が座りワタリガニのようなカニを天秤に載せて売っている。

 天秤にはいつもきれいに発色したカニがたくさん載っているのだが、注文するとその下に取りつけられた釜に入っている蒸した温かいカニにハサミを入れて渡してくれる。それを受け取ったら老婆が用意した椅子に適当に座り込み、道ばたでむしゃぶりつくのだ。カニはほどよく温かくて塩味が効いている。老婆特製の専用タレにつけなくても十分においしい。

 外国人料金かもしれないが1杯が10万ベトナムドン(約555円)と安く、これでビールをぐっと飲めれば最高だが、老婆は飲みものは販売していない。近くの商店などでビールを買ってから行くのがいいようである。

 食後に手を洗う水もバケツで渡してくれるが、水自体が汚いのでウェットティッシュを持参したい。

【執筆:高田胤臣】

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