TODAY 2024年12月12日
タイのニュース
1935年以降でタイ最大規模の地震、今も余震が続く=タイ政府は救援部隊を派遣
配信日時:2014年5月7日 9時15分 [ ID:419]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
2014年5月6日、タイ気象庁によると、アメリカの地震観測所からのデータとして、5月5日18時8分の本震後4時間内に起きた余震は、合計で50回を超えたという。このうちマグニチュード5以上が3回、マグニチュード4以上が10回を超えた。政府はこの事態を受け、災害復興予算の計上と救援部隊の派遣を決めた。
震源地域では、メーラオ地区で崩壊した家屋の壁の下敷きになった83歳の女性1人が死亡した他、23人の負傷が伝えられている。今回の地震は、1935年以降、タイ最大の規模だったことを考えると、人的な被害は予想よりも少なかったと言えるだろう。
しかし、震源地でもあるメーラオ、メースアイ地区では100家族以上が、家屋は危険と判断して屋外に退避しているため、地元警察と自治体が復旧作業を急いでいる。
タイ政府は、警察と軍隊に緊急救援活動を指示。陸軍からチェンマイ、チェンライ、ランパン、パヤオ、ナーンとランプーンに駐在していた部隊を出動させた。
さらに、財務省との協議で、災害緊急出動として、500万バーツ(約1500万円)の予算計上を決定。チェンライ県内のパーン、メーラオ、メースアイ、ウィアンチャイ、パーデッド、パヤーメンライとムアン市を災害被災地域と認定した。この地域では3500超の家屋、10の寺院、3つの学校、3か所の病院やホテル、道路などが損壊している。
チェンライ県以外、チェンマイ、ランプーン、ナーン、パヤオなどで11の史跡と24の寺院が損壊するなどの被害を受けた。
チェンライ空港は、屋根の一部が崩落したり、タラップにひび割れが見つかるも、運行には支障はなく、5日夜と6日も通常通りに運行された。
タイ北部最大の都市チェンマイ市では、デパートメントストアーのセントラルプラザと空港などで壁や柱にひびが見つかり、修復と他の場所での完全確認が行なわれた。このため、セントラルプラザは、6日は一日休業した。
近郊にあるプミポンダム(ターク県)、シリキットダム(ウタラディット県)などは、、設計上マグニチュード7までの耐震構造になっていることもあり、現在まで異常は見つかっていない。
また、気象庁や専門家は、「今回の地震は、地下7000メートルという浅い地点で起きたために、非常に破壊的な被害をもたらしたようだ」と語り、今後3〜4日間は大きな余震が起こる可能性もあり、十分な警戒が必要だと注意を促している。
【翻訳/編集:そむちゃい吉田】
|
|
<< 関連記事 >>
タイの新着ニュース
人気ニュースランキング
[ タイ ]
【タイの裏事情】タイで売春合法化が検討される理由(1) 〜性産業は人権問題か経済問題か
タイ国際航空、中部・セントレア(名古屋)発深夜便「TG でら夜便」のプロモーション動画を公開
【タイ国際航空】セントレア(名古屋)発深夜便「TGでら夜便」運航再開、記念セレモニー開催
その他の国の最新ニュース
ベトナム [ 2024年8月7日 12時00分 ]
ミャンマー・カンボジア [ 2022年4月3日 19時30分 ]
ラオス [ 2023年8月16日 17時00分 ]
国連・SDGs [ 2024年10月6日 12時00分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2024年12月3日 12時00分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2023年6月12日 8時00分 ]
ワールド [ 2024年12月12日 14時00分 ]
フィリピン [ 2024年12月10日 12時00分 ]