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一風堂がヤンゴンに「旗艦店」オープン カジュアルで家族連れなど狙う
配信日時:2019年6月4日 11時15分 [ ID:5690]

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カジュアルなデザインで彩られた店内の様子

 2019年5月17日、力の源ホールディングスの展開する博多ラーメン店「一風堂」が、ヤンゴンのショッピングセンター「ジャンクションスクエア」に2号店をオープンした。2017年4月の1号店以来の出店で店内デザインなど新たな切り口で新規顧客の獲得を狙う。

 この2号店は、ほかの店舗に食材を供給できるセントラルキッチンを備えた「旗艦店」との位置づけ。店内デザインを一新し、壁に漫画のイラストを配置したほか、大人数が座れる席を多く配置して、若者や家族連れの需要を取り込む。

 ミャンマーにおけるラーメンの知名度は、じわじわとアップしているものの、現地の若者に人気があるのは、シンガポール人シェフが展開する「ラーメンモンスター」など値段が安く種類も豊富なラーメン屋だ。一風堂の1号店は高級ショッピングモールの食堂街に位置していたため「ショッピングモールの力で集客していた」(同ホールディングスの担当者の宮木崇茂氏)側面もある。新店舗はショッピングセンターの1階の路面店で、通りがかりの買い物客の足を止める魅力が問われる。新店の成否は一風堂の味がミャンマーに浸透するかどうかの試金石となりそうだ。

【取材/執筆:尾川直人】

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