ワールドのニュース

【コラム】あえての「益生菌」にご注意を! 中国発
配信日時:2022年12月7日 10時00分 [ ID:8520]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

中国医学科学院薬用植物研究所園内図

 中国では、「益生菌」がちょっとしたブームだ。お腹にいいらしい。な~んて情報が出回ると、日本の通販が1回目に限りこのお値段と「益生菌」を存分に含んだサプリが売られるかもしれない…もう売っていますから。

 益生菌とは、中国語=漢字で書かれた「プロバイオティクス」のことだ。わざわざサプリで高価なものを買わなくても、コンビニで手軽に飲料として売っている。それに、中国産の「菌」というだけで、ここ数年は「本当に体にいいの? 病気になるんじゃないの?」と疑心暗鬼になるではないか。

 中国(韓国なども含まれるだろう)あたりは、薬事法がとても曖昧だ。日本のプロバイオティクス製品は「お腹にいい」とだけうたっている。その意味は、便通が整うや便秘が解消される。軟便がいい感じの硬さになるなど…飲み手のイメージに任せられている。

 中国にも「人体に特定の保険機能をもたらす」、「ビタミンやミネラルが補給できる」などが医学的に認められた食品は「健康食品」とパッケージに盛り込むことができる。

 しかし、益生菌=プロバイオティクスはまだ認められていない。ただ、なんとなく効きそうだという希望があるからヒットしているだけだ。逆に過度な摂取は禁じている。また、賞味期限も厳守だ。

 絶対出そうな、なんだかわからない薬草でできた「益生菌茶」などに準ずるお茶系にまずご注意を! ~ちょっぴり入っているお茶じゃなく「ティー」は出ていました、世界は狭い。

【編集:fa】

ワールドの新着ニュース