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【タイ】ゴミ捨て場から誕生した「ミスユニバース」が話題!
配信日時:2022年8月1日 7時00分 [ ID:8240]

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ミスミスユニバースタイランド2022で栄冠に輝いたエンナー・スアンガーム・イアムさん (23 歳)

 2022年8月1日、バンコクで開催されたミスコンで優勝した美女の生い立ちが、タイで大きな話題になっている。

 ミスコンテストとして7月30日にバンコク都心で開催された、ミスユニバースタイランド2022大会で、エンナー・スアンガーム・イアムさん (23 歳)が優勝。その美貌もさることながら、タイのメディアが注目したのは、まさにシンデレラストーリーともいえる彼女の生い立ちだった。

 エンナーさんは、1998年11月10日にゴミ収集員の両親のもとに生まれた。幼い頃はゴミ集積所で育ち、父親がゴミの中から見つけて修理したオモチャで遊んでいたという。そのご両親が、苦労を重ねて彼女を大学にまで進学させて、カセサート大学で芸術学の学士号を取得していることなどが、同情や称賛を集めている。

 タイで行われるミスコンでは、ほとんどの場合は欧米人など外国人とのハーフで裕福な家庭の子女が優勝することが多い。しかし、彼女は純粋なタイ人として栄冠に輝いた。それでも事前のウェブ投票では、わずか3.2%の得票率で6位と低迷。また、優勝した今回のコンテスト以前に参加した他のミスコンでも優勝や準優勝に輝いており、美を追求するという彼女自身が努力を重ねていたことなども紹介されている。

 格差社会が定着しているタイでは、お金がないと大学どころか中学を中退する子どももいる。ゴミ収集という職業で彼女を大学卒業まで育てたご両親の詳しいエピソードはまだ紹介されていないが、その苦労はいかばかりであったことかは、推して知るべくもないだろう。

 エンナーさんは、優勝インタビューの中で「小さい頃は、絶望していたこともありました。でも、希望を持って生き続けることを学びました。自信を持って行き続ける限り、成し遂げることはできます。わたしにできたのですから、きっとあなたにもできるはずです。なので、希望を持ち続けてください。」と不遇な境遇にある人に呼びかけていた。

 また、今後は恵まれない人たちを支援する活動にも力を入れていきたいと語っている。

【編集:KK】

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