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【コラム】2023年のキーワードは、『伴侶犬(猫)』(1)韓国
配信日時:2023年1月7日 7時00分 [ ID:8599]

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韓国のクラウドファンディング「Tumblbug」に掲示された2023年卓上カレンダー『あなたと一緒なら』プロジェクトイメージ

 「どうする家康」が大河になるから、徳川。徳川綱吉は「生類憐みの令」だしたな~。生きて行かなければいけない人間よりも、お犬様、お猫様が大切。自分の家のペットだと愛情沸くけど、他人んちのはどうも踏み込んでまで好きになれないのにな。そんな発言さえ、言論統制されてしまうのかな。

 動物は、そもそもは家畜だった。犬で言うと昭和時代は、どちらかと言えば、番犬と呼ばれる家畜だったし…ご飯も猫まんまだったし。おうちの中で飼っているのは、お愛人様やお金持ち様だった。

 家畜の時期を経て、家族同様の「ペット」になった。野良犬は拾わないけど、30万円程度の店頭の犬ならローンで買っちゃう。

 もちろん捨てられる犬も後を絶たず、保護犬を守る会などの活動も目覚ましい。

 「ペット保険」は民間の生命保険会社でやっているけれど、国のやっているいわゆる健康保険は、動物病院では効かない。たった半月の入院で1か月分の月収とか請求される。食べ物も、人間より高級な専用を食べている。

 死んだら、ペット火葬業が家まで来て焼いてくれる。ペットロス問題で、精神科も繁盛する。

 そういったあれこれで、ペットから格上になった犬は、「伴侶犬」と呼ばれる。韓国の文在寅前大統領夫妻が登場しバカ売れしているカレンダーは「伴侶犬カレンダー」というのだそうだ。北朝鮮からもらった豊山犬は、国家がもらったものとして、文前大統領は国家に丁重に返却し、物議を醸している。

 しかし、この「伴侶犬カレンダー」はなかなかの売れ行きらしい。

 もしや北朝鮮からもらった犬が、文氏の飼育中に「寿命であっても」死んでしまったら、国家問題になることは間違いない。捨てても「うちで飼っていたのとすごく似ているけど、違いますよ」レベルがいいという裏判断があったのかもしれない。

 保護犬を超えてしまった伴侶犬とは、なかなか難しい存在なのかもしれない。

【編集:fa】

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