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【コラム】フィジーを乗っ取ろうとした韓国カルト教団
配信日時:2023年10月28日 6時00分 [ ID:9304]

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 気が付いたら、街がカルト教団の聖地になろうとしていた。9月まで放送されていた「ハヤブサ消防団」を視聴した方はうなずくだろう。日本の歴史を振り返っても、日本の自治体の市町村名が宗教の名前とダブっている場所もある。今は熱心な信者だけでなく、信者である有名歌手のファンたちが聖地巡礼として多く訪れていたりする~その歌手は、教祖的な立場の人の結婚を祝して1曲作っている。それは祝い唄なのに、お葬式会館でよく流れている。また多くの歌手がカバーしてもいる。まあ、その宗教は老舗であるがカルトかは不明だ。

 この他に、平成7年に3月20日に地下鉄内で大事件を起こし、教祖や幹部信者が5月に逮捕され、死刑執行されたカルトも、とある村にサティアンを作っていた。平成の大合併で、その村の名前の自治体はもうないが、やはり教団に乗っ取られていた。
少子高齢化、空き家、過疎…いろんな問題は税制にも響くので、カルトでもなんでもいいから移住してくれという自治体もなくはない。

 今回摘発されたのは、南太平洋も存在するフィジーに移住した韓国のカルト教団だ。韓国が飢餓と災害によって消滅するという教えを信じた信者とともに2014年に拠点をフィジーに移した(創始者が、韓国内で逮捕されたから。息子が引き継ぎ、韓国を後にした)。移住した信者は400人を超えるとも言われている。フィジーに着いた途端に、パスポートなど逃げ帰るときに必要なものは、教団が取り上げた。

 その上で、農地を手に入れ食料の確保、複数の会社経営を始め…フィジーの政治的にも経済的にも影響力を急激に持った。フィジーの人口は92.63万人、けれど300の島に分散しての合計数だ。比較的人口の少ない島に400人が移住して来たら、一つのコリアンタウンになるのは必須だ。

 ただ、400人の中から、救助の声を上げるものが出てきた。監禁や暴行、そして儀式と称される残忍な方法など韓国国内でも行っていたことを、フィジーでも復活させていた。教団を引き継いだ息子を含む7人の幹部は、フィジーから追放処分を受け、近く韓国に強制送還される。

 恐縮だが、ハヤブサ消防団でも最後の最後に新たな教祖が登場した。幹部の二人が逃亡しフィジー内に潜伏しているとの情報もある。2014年に移住してきた韓国人全員を強制送還しない限りフィジーでのカルト活動は続く。いや、強制送還してもこの9年の間にフィジーの人々で信者になった人たちが続けていくのかもしれない。

【編集:fa】

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