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【コラム】異物混入。ネズミならダメで、アヒルならOK・中国
配信日時:2023年12月31日 11時00分 [ ID:9447]

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 韓国のスキー場の炊飯器の中からタオルが出てきた案件を報道したばかりだが、中国ではもっと大物が出ていた。ネズミの頭だ…韓国の辛いラーメンが大好きな人は、ネズミやカエルの頭ぐらいいつでもでているよと驚きもしないだろうが。

 職業訓練校の学生食堂で、料理からネズミの頭部が出てきた。今時の学生だ。苦情を入れる前に、写真を撮りSNSにUPした。バズり、事が大きくなると、学校と行政は「ネズミの頭に見えたのは、アヒルの首であり、食品安全上なんら問題がない」と発表を急いだ。仮に、アヒルの首でも、問題がないならば、中国の食品安全はどこに焦点を置いているのだろう。学生は何枚か詳細な写真を撮ったのだろう。ネズミ以外の何物でもないと話はもっともっと大きくなった。

 すると行政側は、食堂業者を衛生管理義務違反で切った。ネズミ講のように、食堂の問題点がどんどん広がったことも見逃せない。ネズミ事件の後もこの食堂で販売したファーストフードの野菜から虫の幼虫(蛆ともいえる)出てきた。麺類からはトコジラミが出てきた~トコジラミは成虫でも5~7mmなのでどのように見つけたのか。

 中国の食堂のネズミ案件は少なくはないようで、火鍋食堂では食事中の客の頭に生きたネズミが落下もしている。

 行政は悪くないというスタンスで、業者に約1億4000万円の罰金が科せられたが、それで済んでいいのだろうか。「調味料入れの中にネズミが入っていた」と混入の経路も発表されたが、では胴体はどこに行ったのだろう。肉料理の材料になったのか。

 さすが、鳥の鳴き声以外は大体食べる国のネズミ案件である。


【編集:fa】

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