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【マニラ食紀行】美味いもん食わせてや! 大阪発の日本人がフィリピンの食を切る! (4)割烹 今村
配信日時:2017年6月6日 9時00分 [ ID:4376]

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A4の近江牛はA5特有の胸焼けのする脂のしつこさが無く、雪見餡との相性が信じ難い美味しさ

 2017年6月4日、新しい、マニラのカシノ複合施設・オカダにできた「割烹今村」は、絶品日本料理が堪能できる。

 オーナーシェフの今村さんは、若干40歳でこのレストランの大将として素晴らしい味を醸し出している。これまで多くのホテル・レストランを食べ歩いたが、最初から最後まで、全ての料理、全てのソース、味覚、視覚、嗅覚の全てを満たしてくれるコース料理はここが初めての体験だ!

 帝国ホテルなどの、皇居に隣接するホテルの和食コースも幾度となく通ったが、究極の和食がマニラにあるとは本当に驚きを隠せない。

 この日のコースは、伊勢海老の酒蒸しソース、タイの香味焼き、蓴菜、鹿児島産鰹の一番出しスープ。

 ヒラメをフカヒレスープのゼラチンで包み、ウニとキャビアを巻き上げて食べるとフカヒレの香りが溢れ、今村シェフの自慢の一品!

 焼き煮付けで炭火焼の香ばしさの残る煮付け。身はキンキ独特のホクホクさも併せ持つ絶品、キンキの煮汁で8時間煮込んだ大根も美味。

 A4の近江牛はA5特有の胸焼けのする脂のしつこさが無く、雪見餡との相性が信じ難い。

 トリュフと北海道ななつ星米の土釜炊込み御飯はトリュフの香りと醤油バターの味付け、この一品だけで行列のできる釜飯屋ができそうだ!

 一つの根に一つのメロンと言う甘み、旨味を凝縮した静岡メロンとほうじ茶のプリンの食感は口では言い表せない。

 その他、北海道の毛蟹、皮がパリパリのサーモン、漬物、味噌汁に至るまで隅から隅まで全てのこだわりに、この若さでこの域まで極めた今村氏に脱帽だ。


【取材/撮影:oscar】

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