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シングの発祥店「アリング ルシング」に行くには、成田からクラークへ
配信日時:2023年9月27日 9時00分 [ ID:9241]

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レストラン「アリング ルシング Aling Lucing」の牛テールスープ(2023年9月26日)

 2023年9月26日、フィリピンのパンパンガ州(クラーク空港近郊)にあるレストラン「アリング ルシング Aling Lucing」は、豚の耳とホホ肉、鶏レバー、玉ねぎを調理した料理『シング Sisig』の発祥店として有名だ。この店で初めてシングが作られたのは、1974年のこと。当時、豚の頭部は安く売られていたが、誰も食べる人がいなかった。そこで、店主のルシア・カグワン(通称アリング・ルシング)は、豚の頭部を炭火で焼いて細かく刻み、酢やレモン汁、唐辛子などで味付けした料理を考案した。それがシングの始まりだった。

 シングは、熱々の鉄板に盛られて出される。この店では、一日に約200キロの豚肉を使ってシングを作っているという。客層は、地元の人だけでなく、マニラから定期的に通うファンも多い。中には、海外からわざわざ来る人もいるほどだ。

 この店では、シング以外にも豚の内臓の素揚げやイカ焼き、牛テールスープなども人気がある。

 シングは、フィリピン全土に広まる定番名物料理になった。その発祥店である「アリング ルシング」は、今でも多くの人々に愛されている。フィリピン料理の魅力を味わいたいなら、「アリング ルシング」に行くのがお勧めだ。

 セブ・パシフィック航空の、成田からクラークへの直行便は週4便。10月29日から毎日運航になる。


(取材協力・Clark Development Corporation (Tourism Office) and Department of Tourism Region 3)

【編集:Eula Casinillo】

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