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【もっと楽しいフィリピン】ティンバオン集落で新築工事(3)未完成で入居ーサマール島カトバロガン
配信日時:2019年2月8日 9時15分 [ ID:5496]

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配線や照明などを購入

 2019年2月8日、新鮮な魚介類が美味しいサマール島カトバロガン。中心から50分ほど離れたティンバオン集落での簡素な住宅の新築工事は、お金が足りなくなり途中で断念。しかし未完成な家だがファミリーは入居し暮らし始めた。

 幹線道路から、路地に入りトライシクル(3輪バイク)で10分ほど、そこからは、徒歩で400メートル5分の距離にティンバオン集落はある。最後の400メートルは、3輪車での資材搬入が出来ないため2輪車バイクでの搬入になる。各家に水道は完備しておらず、1本の水道を30家族が共用で使う。ベランダにはシャープ製の2層式洗濯機を設置。30メートル離れた共用水道からの水運びは、子どもたちが手伝う。

 日本の工務店のようなものは存在しないため、知り合いの大工さんに頼んで家を建てるのだ。事前に予算管理することは難しく、工事の進行状況を見て、大工さんに指示された材料を建て主が建材店で買い求め届けてもらう。10月16日に工事が始まりこれまでに520,000ペソ(約117万円)の経費がかかった。途中で資材が足りなくなり追加購入することも多かった。大工さんの日当は500ペソ(約1,125円)、アシスタントは400ペソ(約900円)。毎日作業終了後に手渡す。また、昼食や休憩タイムのスナック・飲み物も建て主が用意する。

 簡易住宅は、コンクリートブロックを利用し縦横に鉄筋が入っており、この地域では高級住宅のジャンルに入る。トタン屋根(黄色)の工事も終了し、内壁へのモルタル工事も完了。1つ4000ペソ(約9000円)の窓ガラス(枠付き)を4つ。床には1つ225ペソ(約506円)のタイルを145枚貼った。この集落では、ほとんどの家がコンクリートだけで、床にタイルを貼るのは珍しい。ドアは7480ペソ(約16,830円)。ファミリーはそこそこ快適に暮らしているが、室内から天井を見上げると、トタン屋根がダイレクトに見える。大雨の時はかなり雨音が響きそうだ。

 最寄りの空港・レイテ島タクロバンからは、車で約150分。素朴なフィリピンを感じられる地域だ。

【編集:WY】

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